第2回ラーニング・カフェ(医学系分館1階ラーニングコモンズ)
- ・随時参加・途中退席可能です。(予約不要)
- ・対象:医学部一年生(その他生物学に興味のある方)
医学系分館
096-373-5035
寛政4 (1792) 年、普賢岳噴火に伴う眉山の山体崩壊により大津波が発生すると、その影響は対岸の天草・熊本にも及び、甚大な被害をもたらしました。
企画展Ⅳ―「島原大変肥後迷惑」の記録と記憶―では島原の被災の記録と供養塔を取り上げました。それを受けて本企画展では、天草側に分布する供養塔を取り上げ、「島原大変肥後迷惑」が天草にもたらした影響と、その記憶の継承を紹介します。
◆『肥後国絵図』
◆『天草供養塔分布マップ』
雲仙岳では寛政3(1791)年から地震が頻発、住民が不安を抱えるなか、寛政4(1792)年1月18日には噴煙があがった。この噴火によって、溶岩が周辺地域に流れ、その後も、有感地震はおさまる兆しがなかった。こうして、4月1日夜、島原地方を大規模地震(マグニチュード6.4)が襲う。これにより、雲仙岳の東側にある眉山の山体崩落が起こり、土石流が有明海に流れ込んだ。
すると、大津波が発生し、天草や熊本、宇土、玉名、荒尾などにも被害をもたらした。これにより、約15,000人もの死者や多くの負傷者を出し、家屋・蔵が流失、牛馬も流死した。島原半島にとどまらず、対岸の熊本にも被害を及ぼしたことから、この一連の被災は「島原大変肥後迷惑」と言われた。未曾有の被害をもたらした災害を後世に伝えるため、数多くの記録物が作成され、被災地には、流死者を悼んだ供養塔も建立された。これらの供養塔は、島原藩が命じたもの、村の有志によるもの、僧侶が建立したものなどが現存している。
雲仙普賢岳は平成2(1990)年11月17日に噴火したことを機に、翌年5月15日には水無川で土石流が発生し、6月3日の大規模火砕流では、43名の死者・行方不明者があった。また、平成28(2016)年4月14日、同月16日に発生した熊本地震は、我々の記憶に新しい。島原・天草・熊本では、近年、幸いにも津波被害は出ていないが、かつての災害の史実を認識しておくことは、防災意識を醸成するうえでも肝要である。
本企画展は、船の科学館・日本財団の海の学び調査・研究サポート「長崎・熊本両県における自然災害(地震・噴火・津波)に関する総合調査―寛政4年「島原大変肥後迷惑」の文献・慰霊碑を中心に―」(研究代表:安高啓明)の助成をうけて実施することができた。調査研究分担者の松本博幸(天草市)・吉田信也(島原市)には多大なご協力を得た。また、日本史研究室に所属し、将来、学芸員への就業を希望する大学院生・学部生も、調査から展示に至るまで参加し、実践教育の機会として本事業を実施することができた。本事業にご協力いただいた関係各位に衷心よりお礼申し上げる。
中央館では、2/18(月)~4/3(火)まで春季休業中開館となります。
この期間中、平日は17:00に閉館いたします。
なお、土日祝日は通常通り12:00-18:00開館となります。
どうぞ、ご理解とご協力をお願いいたします。
春季休業期間中の長期貸出を下記のとおり行います。
どうぞご利用ください。
<中央館>
期 間:平成31年2月8日(金)~3月22日(金)
返却期限:平成31年4月5日(金)
<医学系分館>
期 間:平成31年2月9日(土)~3月21日(木)
返却期限:平成31年4月5日(金)
附属図書館では「熊本大学東光原文学賞」を毎年開催しています。
熊本大学の学生が執筆した小説を募集し、応募作品の中から特に優れた作品を表彰しています。
第11回「熊本大学東光原文学賞」では大賞1篇・優秀賞3篇が決定し、31年1月18日(金)に開催された表彰式において発表されました。
受賞作品名、作者(ペンネーム)、所属は以下のとおりです。
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【大 賞】 1篇
◆「好きじゃないひと」 高穂 ひさ(PN)(薬学部 1年)
【優秀賞】 3篇
◇「財布なんざ常に領収書でいっぱいだ」 南藻 ナイ(PN)(理学部 1年)
◇「柿」 山田 龍太(PN)(文学部3年)
◇「トモちゃんと猫」 苛屋(PN)(文学部4年)
4篇の作品は、平成31年3月刊行予定 『第11回熊本大学東光原文学賞作品集』 (冊子)で読むことができます。
春までお待たせしますが、どうぞご期待ください!!
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<選考委員長>
跡上 史郎 熊本大学大学院人文社会科学研究部(文学系)准教授
<選考委員(五十音順)>
岩瀬 茂美 熊本日日新聞社 編集委員、論説委員
松岡 浩史 熊本大学大学院人文社会科学研究部(文学系)准教授
*作品の選考において、学部学年・性別等の背景はもちろん、ペンネームも一切明かさず、小説のみで審査されました。
◆過去の受賞作品(第1回~10回)は、全てホームページで公開しています → 熊本大学東光原文学賞
作品集の冊子は、中央館・医学系分館・薬学部分館等で配付しています。
残部が少ないものもありますので、目にとまったときには・・・すぐにどうぞ!(無料)
♪第10回熊本大学東光原文学賞作品集から、表紙が変わりました!
図書館で重複等により除籍が決定した図書を、学生の学習支援のため 無料でお譲りします。ご希望の方は、実施期間内にカウンターへお越 しください。
◆対象者: 熊本大学に在籍する学生
◆実施日時: 平成31年1月24日(木)~2月7日(木)
9:00~12:00,13:00~17:00
※土、日は除きます。
◆1人5冊まで(※最終日2月7日(木)のみ冊数無制限)
◆個人の学習用に限ります
第11回 「熊本大学東光原文学賞」は厳正なる選考の結果、受賞作品4篇が決定しました。
1月下旬より、熊本大学の定期試験が実施されます。
試験期間前、および試験期間中は、熊大学生の図書館利用がたいへん多くなり、机・椅子が不足します。
そのため下記期間中は、学外利用者の利用を制限させていただきます。
学外利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
記
期 間:平成31年1月18日(金)~平成31年2月8日(金)
(1月18日~20日は大学入試センター試験対応のため休館)
利用制限:学外利用者の中央館への入館・資料閲覧・図書貸出など
※上記期間中は中央館を利用できません。