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100 第8巻 - 5 将軍家(足利尊氏)御判御教書 刊本129号
101 第8巻 - 6 恵良惟澄書申状追書写(切紙) 刊本130号
100
貞和五年(1349)十月十一日
将軍家(足利尊氏)御判御教書<ごはんみきょうしょ> 刊本129号
室町将軍足利尊氏が、阿蘇大宮司惟時に対して、足利直冬への迅速な対応を要請した御教書。尊氏上洛後にだされ、実子直冬の出家を期待したが、河尻津へと落ち延びたので、惟時にただちに彼の滞在地に向かい、出家と上洛をすすめるように依頼している。それでも直冬が従わない場合は武力討滅をしてもかまわないと述べているところに、師直の意向が強く反映されている。前出「高師直書状」と同筆であり、師直側近の右筆の手によるものであろう。(柳田)
101
恵良惟澄書申状追書写(切紙) 刊本130号