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第15巻
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第15巻 - 1 肥後郡浦荘地検帳 刊本220号(後半) (1/14)

第15巻 - 1 肥後郡浦荘地検帳 刊本220号(後半) (1/14)
171 第15巻 - 1 肥後郡浦荘地検帳 刊本220号(後半) (1/14)
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応永十一年(1404)十月十日
肥後郡浦荘地検帳 刊本220号(後半) (1/14)

阿蘇末社郡浦社の荘園であった郡浦荘(宇土半島の大部分をしめる)の室町初期における全貌を示す土地台帳。検注の結果を集成したもので、年貢・公事賦課の基準となる定田とそれに該当しない除田とを確定し、各田種を構成する地筆の土地情報(所在、面積、斗代<とだい>、作付、給人<きゅうにん>作人<さくにん>など)を記す。それによると、惣御庄田代<そうごしょうたしろ>二三〇町四反一丈、うち定田<じょうでん>が一八二町八反四丈中、除田<じょでん>が四七町五反一丈中。定田は御佃<つくだ>分二町と公田<こうでん>分一八〇町八反四丈中からなり、公田分は大規模の村と名<みょう>と、極めて小規模の単位給地<きゅうち>で構成される。除田のうち仏神田は、①郡浦社・網田社など荘内の神社、②甲佐宮など阿蘇社系列、③北野社など中央からの勧請神、④神宮寺、の分にわかれる。同じく除田の人給分には、政所給・図師<ずし>給・公文<くもん>給・年預<ねんよ>免・井料免・弁済使<べんざいし>給・惣追捕使<そうついぶし>給がみられる。なお、下地<したじ>の所在表示が里坪呼称であること、さらに小地名も併用して記載されている点が注目される。(春田)

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