HOME > 各巻一覧 > 第19巻 > 194 第19巻 - 8 渋川義俊書状 刊本246号

文書詳細

利用上の注意

それぞれの画像は、学術研究活動など非営利目的で個人的に利用することは自由ですが、転載・再配布などをされる場合は事前に許可を得る必要があります。詳細は取扱要領をお読みください。

第19巻
194

第19巻 - 8 渋川義俊書状 刊本246号

第19巻 - 8 渋川義俊書状 刊本246号
194 第19巻 - 8 渋川義俊書状 刊本246号
194

(応永卅一年・1424)三月廿八日
渋川義俊書状 刊本246号

探題の渋川義俊が幕府奉行人の飯尾隼人佑に宛てた書状。阿蘇氏両統の対立が実力行使に発展した経緯を語っている。惟郷は安堵御教書を獲得して阿蘇社領の支配にのり出したが、阿蘇南郷の惟兼(惟政の子)がこれに対抗したため、惟郷は大友氏とともに南郷に攻め入って要害(城郭)に陣取りした。こうした事態に対して幕府は上使として小早川美作入道を派遣し、退散を命じた。両者はそれに従ったが、その翌日、突如として惟兼が南郷水口城を普請して立て籠もり、惟郷の南郷侵入(当知行<とうちぎょう>)を拒否し続けている。渋川義俊は探題として以上の経緯を幕府奉行人の飯尾に伝え、再度の御教書を惟郷に発給するよう依頼している。なお、この紛争は室町幕府の法廷に持ち込まれ、京都で訴陳が行われた。両者の主張は「阿蘇家文書写 第11」収録の関係文書の数々によって知ることができる。(稲葉)

各巻一覧(第一巻~第三十四巻)

  • 阿蘇家文書
  • 第1巻
  • 第2巻
  • 第3巻
  • 第4巻
  • 第5巻
  • 第6巻
  • 第7巻
  • 第8巻
  • 第9巻
  • 第10巻
  • 第11巻
  • 第12巻
  • 第13巻
  • 第14巻
  • 第15巻
  • 第16巻
  • 第17巻
  • 第18巻
  • 第19巻
  • 第20巻
  • 第21巻
  • 第22巻
  • 第23巻
  • 第24巻
  • 第25巻
  • 第26巻
  • 第27巻
  • 第28巻
  • 第29巻
  • 第30巻
  • 第31巻
  • 第32巻
  • 第33巻
  • 第34巻