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「文亀三年」(1503)十二月十九日
竹崎惟夏書状 刊本296号
前号をうけて、菊池氏勢力下の竹崎惟夏が阿蘇家重臣の村山惟貞・竹崎惟満に宛てた書状。問題となっているのは「木山三百五十町」と呼ばれる木山城領の支配であったが、それをめぐって菊池・阿蘇両氏の交渉が進展しつつある様子が記されている。これ以降、矢部の阿蘇大宮司家は益城郡においても大きな勢力を維持し、肥後戦国史の中心的存在となってゆく。(稲葉)