「細川忠利血判起請文」の古文書複製および古文書復元の2種が寄贈されました

熊本大学所蔵の貴重資料コレクションのひとつである「道家(どうけ)家文書」の中から 「道家傳三郎宛細川忠利起請文」について、
【複製古文書作製での文化伝承推進活動】に取り組まれている富士ゼロックス株式会社様へ複製を依頼し、
このたび完成した複製古文書の寄贈を受けました。
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現代の業を集めて完成した複製品は、2種類です。
 ①原状再製で、平成28年時点のオリジナル原本をそのまま再現した1枚
 ②歴史的背景などを根拠とし、400年前の状態を推測し復元した1枚
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作製の打合せには、文学部附属永青文庫研究センター長・稲葉教授も加わり、
血判起請文の血の色はもちろん、素材とする和紙の質・色にもこだわりました。
 
 
400年の時代を経て、古文書はどのように復元されたのか?
 
11月上旬公開予定!
 
 熊本大学附属図書館(中央館)でお待ちしますので、是非ご来館ください。
 
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*「道家傳三郎宛細川忠利起請文」 は、27年度の貴重資料展で展示されたものです。
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 複製古文書の完成に伴い、贈呈式を執り行いました。
 <日時:平成28年10月11日  於:熊本大学附属図書館(中央館)>
 
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(複製古文書を寄贈される大宮富士ゼロックス熊本株式会社代表取締役社長(右)と受領する山尾附属図書館長(左))
 
(「細川忠利血判起請文」を説明する稲葉文学部附属永青文庫研究センター長)
 
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(贈呈式終了後、オリジナル原本と比較しながら完成度の高さに驚く来館者たち)

 

 

協力:熊本大学文学部附属永青文庫研究センター、富士ゼロックス熊本株式会社
作製:富士ゼロックス CSR部 社会貢献グループ 文化伝承推進
 
熊本大学附属図書館